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[実体験レポ]注文住宅の間取り計画で失敗しないためのポイント

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注文住宅を建てる際、自由度が高いからこそ「間取りで失敗した…」という声を耳にすることがあります。

私は数年前に延床35坪、鉄骨二階建てのマイホームを建てました。間取りを吟味し、断熱等級6を取得しつつ高気密仕様にこだわったため、家事楽であり冬でも暖かく、夏は冷房効率の良い家に仕上がりました。

とはいえ、何もかもスムーズに決まったわけではなく、我が家の「絶対にゆずれないポイント」を考えながら、「こうしたら快適かな?」「子どもが過ごしやすい動線はどうする?」など、悩みながらひとつひとつ決めていきました。

今回は、そんな我が家の体験談もまとめてご紹介します。

目次

はじめに:よくある間取りの失敗例

ここではまず、よくある失敗事例をいくつか挙げてみます。自分の家づくりに当てはめながら読んでみてください。

間取りの失敗例1:生活動線が複雑

  • 生活動線を考慮しなかったために、キッチンと洗面室が遠く、家事が効率的に進まない
  • 玄関からリビングを通らないと洗面室や浴室へ行けないため、子どもの汚れた靴下や服をリビングまで持ち込むことに…

こうした動線の問題は、住み始めてからストレスが大きくなります。間取りを決めるときには「家事動線」「子どもや来客の動線」といった切り口で複数のパターンを検討することが重要です。

間取りの失敗例2:収納スペースが不足

  • なんとなく大きめのクローゼットを用意したものの、普段使うものの収納場所が決まっていない
  • 廊下やリビングに物が散乱し、スッキリと片づかない

収納は「どこに」「どんなものを」「どれくらい」しまいたいかを考える必要があります。十分な広さだけでなく、アクセスのしやすさや使い勝手に注目しましょう。

とかげ

ちなみに我が家は、当時のアパートにある荷物の寸法を全て測り、写真を撮り、図面を見ながらどこに配置していくか考え書き込んでいき、全て入るスペースがあるか?全て配置した後の収納スペースば十分か?設計士と確認しながら進めていきました。

間取りの失敗例3:採光や通風が不十分

  • 南向きリビングなのに、隣家が迫っていて光が入らない
  • 窓の位置や大きさが不適切で、日中でも部屋が薄暗い

せっかくの注文住宅でも、日差しや風の通りが悪いと居心地が良くないケースがあります。方位や周辺環境の影響を踏まえて、窓のレイアウトをしっかり検討しましょう。

【副題】間取りを考える際のチェックポイント5選

ここからは、具体的に「失敗しない間取り」を考えるための5つのチェックポイントをご紹介します。これは私が「家づくり 動線」「収納計画」などのポイントを意識しながら、ハウスメーカーの担当者や建築士さんに相談する中で学んだことでもあります。

1. 動線を最優先に考える

家事動線を短くする

キッチン、洗濯機置き場、物干しスペースをできるだけ近く配置する

玄関→洗面→浴室がスムーズ

帰宅後すぐに手洗いや入浴がしやすい導線だと、部屋を清潔に保ちやすい

動線設計の際には、「1日の暮らし」をイメージしながら、動きやすい経路を複数検討してみましょう。

2. 収納スペースは「場所」「量」「出し入れのしやすさ」をセットで検討

必要な場所に必要なだけ

玄関には靴やアウトドア用品、キッチンには食品庫や調理器具といった具合に、目的別収納を計画

ウォークインクローゼットだけに頼らない

ファミリークローゼットやリネン庫、階段下収納など多角的に配置するのがコツ

「収納は大きければいい」というわけではなく、使う場所の近くにあることがカギです。

とかげ

あと、これはちょっとした階段下収納のコツですが、階段下収納は階段横方向からの収納にしましょう。

見たらわかるとは思いますが、階段縦からの収納では、

奥に入れたものを取り出せなくなります。

間取り的に不可能でない限りは、階段下収納は横からにしましょう。

3. 採光・通風・プライバシーを両立させる

採光を確保しつつ目線を遮る

隣家との距離が近い場合は、高窓やすりガラスなどの工夫でプライバシーを守る

風の通り道を意識

夏場にエアコンをつけっぱなしにしなくても涼めるよう、窓の配置を考慮する

特に都心の狭小地や住宅密集地では、採光とプライバシーの両立が大きな課題です。外構やカーテンの選び方も含めて検討しましょう。

4. 将来の家族構成やライフスタイル変化を見据える

子ども部屋は仕切れるように

最初は広い1室にしておき、将来は壁や家具で区切って2部屋にするなど柔軟性を持たせる

老後の住まいも意識

階段の昇り降りが大変になったときのために、1階に寝室を設けられるような構造にしておく

家は30年、40年と住む場合が多いです。「今の便利さ」だけでなく、数十年先を見据えることもポイントです。

5. 予算のバランス

間取りが大きくなるほどコストも上がる

吹き抜けやスキップフロアなどオシャレなアイデアには追加費用がかかることも

設備のグレードをどこまで上げるか

床暖房や高性能サッシなどは快適ですが、予算調整が必要

間取りをあれこれ盛り込むうちに予算オーバーになる方も多いです。「絶対にゆずれないポイント」と「オプション的に取り入れたい要素」を仕分けしておくと失敗しにくくなります。

以下は我が家での「絶対にゆずれないポイント」の体験談です。

【本題・体験談】私が注文住宅を建てるときに悩んだこと

私は数年前に延床35坪、鉄骨二階建てのマイホームを建てました。断熱等級6を取得し、高気密仕様にこだわったため、冬でも暖かく、夏は冷房効率の良い家に仕上がりました。

とはいえ、何もかもスムーズに決まったわけではなく、我が家の「絶対にゆずれないポイント」を考えながら、「こうしたら快適かな?」「子どもが過ごしやすい動線はどうする?」など、悩みながらひとつひとつ決めていきました。

今回は、そんな我が家の体験談をまとめてご紹介します。

快適性を最優先

断熱等級6

私たち夫婦は「どんな季節も快適に過ごせる家にしたい」という思いが強く、まず重視したのが断熱性能でした。当初は断熱等級4でも十分だと言われましたが、将来の光熱費や快適性を考えて、より高い等級6まで上げることに。

採用してよかった点

冬は本当に寒さを感じにくく、夜中に足元が冷えることも少なくなりました。

悩んだポイント

断熱レベルを上げるほど建築費用も上がるため、予算内でどこまでやるべきかはかなり時間をかけて検討しました。

高気密仕様と気密測定の実施

高気密化も「快適に過ごす」上で欠かせません。隙間風が入らない家づくりをしたかったので、施工後に気密測定(C値測定)を行い、しっかり数値を確認しました。

メリット

エアコンの効きが良く、結果的に光熱費が抑えられる。花粉の侵入もかなり抑えられ、家族のアレルギーも軽減しました。

デメリット

家自体がかなり密閉されるので、24時間換気システムや定期的な換気が絶対に必要になります。

とかげ

内緒ですが自分のところのハウスメーカーは断熱等級4から6に上げるのと、気密施工オプションで大体250万くらいかかりました。

ホームインスペクションの実施

家づくりの途中で「本当にこの施工で大丈夫?」と不安になり、第三者機関によるホームインスペクションを依頼しました。

メリット

建築のプロから客観的に指摘を受けられるので、見落としや施工ミスを防げました。

エピソード

ちょっとした断熱材の納まりの指摘や、防水シートの貼り方など、素人目にはわからないところを事前に修正できて安心感が増しました。

家族のことを考えた家づくり

階段は玄関側、リビングを通らなくてよい間取り

多くの間取りプランを見ていると「リビング階段」という選択肢が主流でしたが、

我が家はリビング階段を、あえて外しました。

リビング階段は家族が顔を合わせやすい一方で、冷暖房効率の面で気になっていたのと、子どもが友達を連れてきたときにリビングを通らずに2階へ行ける動線も欲しかったからです。

採用してよかった点

来客時に、ちょっと片付いていないリビングを見せずに済む(笑)。家族も自由に階段を上り下りできます。

注意した点

リビング階段よりは家族のコミュニケーションの機会が減る可能性もあるので、そこは意識して声がけしたり、リビングで過ごす時間を増やすよう工夫する必要があります。

子どもが帰宅後、洗面所→ファミクロ→リビングと移動できる動線

玄関からリビングに行く前に手洗い・うがいができる導線をしっかり確保しました。

メリット

子どもが風邪をもらってきやすいシーズンでも、リビングにウイルスを持ち込む前に洗面所やファミリークローゼット(ファミクロ)で上着を脱ぐことができます。

実際の様子

帰ってきた子どもはまず手を洗い、マスクを捨てて、ファミクロにジャンパーをしまったりしてからリビングへ。習慣化すると自然と家の中も清潔に保たれます。

洗面所と脱衣室を分け

子どもたちが大きくなってくると、誰かがお風呂に入っている間に洗面所を使いづらい場面が出てきます。そこで洗面所と脱衣室を別々に設けました。

メリット

入浴中でも洗面所が使いやすく、家族のストレスが軽減。脱衣所に誰かがいても、気にせず洗面所を使えます。

デメリット

スペースが増えるぶん、床面積に余裕が必要でした。

居場所を複数作る

皆さん実は気づいていないけど、ものすごく重要なことだと今実感しています。

テレビ裏に畳コーナーを設置

LDKの一角に、フラットの畳スペースを設けました。

小上がりも最初検討しましたが、小上がり畳コーナーのある建売住宅見学した際に、使い勝手が悪いと感じたので、我が家ではフラット畳スペースとしました。

またテレビ裏なので、少し隠れ家的な雰囲気にもなっています。

子どもがおもちゃを広げて遊んだり、ちょっと横になってくつろいだりできるスペースは必須だと感じました。リビングのソファだけでは窮屈に感じるのでは?とも。

フルフラットウッドデッキ

南側には大開口の窓をつけ、リビングと段差なく続くウッドデッキを配置。天気の良い日は家族でランチをしたり、子どもが水遊びをしたりと、外と中の境を感じさせない暮らしを実現しています。

  • バーベキューや読書、子どもの遊び場など多目的に使いやすいです。
  • ウッドデッキの素材や耐久性は要チェック。定期メンテナンスや日差し対策も考慮が必要です。

2階ベランダの軒を深く

2階にベランダを作り、軒を深くすることで夏場でも快適にゆったり出来る空間を作りました。

エピソード
一階のウッドデッキは子供の水遊びでは問題ないですが、大人は夏場暑くなり出なくなることがあるので、2階に軒の深い空間を作ることで、夏場でもゆっくり出来るようにしました。すなわち夏場は2階の軒深ベランダ、冬場はウッドデッキと季節により外の空間を別々で楽しむことが出来るようにしました。

ズボラに優しい圧倒的家事楽間取り

“洗濯→乾かす→仕舞う”が2~3歩で完結する動線

洗面所・脱衣室・ファミクロ・室内干しスペースをなるべく近い位置にまとめました。

  • 家事の時短がすごいです。洗濯機から取り出して数歩で干し、乾いたらファミクロにサッとしまえるので、移動にかかる労力が激減。
とかげ

実感として「洗濯物を部屋中に持ち歩かない」だけで、かなりストレスが減りました。

シンク・コンロ・冷蔵庫を密接させたキッチン配置

キッチン作業をラクにするために、シンク、コンロ、冷蔵庫の“三角形”をなるべくコンパクトに配置しました。

  • 調理中の移動距離が少なく、ぐるぐるキッチン内を歩き回らなくて済みます。
  • 作業スペースが狭すぎると物が置きづらいので、収納の配置やカウンターの広さもしっかり検討しました。

1階にファミクロを設置

我が家では、家族が日常的に着る洋服・アウター類はすべて1階のファミクロに置くようにしています。

  • 外出前の支度が1階で完結しやすいですし、帰ってきたらそのままファミクロにコートをかけられます。

【まとめ】私が注文住宅を建てるときに悩んだこと

家を建てる前は、「断熱性能を上げる意味は本当にあるのか?」「暮らしやすい動線はこれで合っているのか?」など、いろんなことを考えて悩みました。でも、その分だけ、いまの暮らしに満足できています。

快適性

断熱等級6・高気密化は、冬場も足元が冷えにくく快適。

家族のための動線

子どもの成長を見越して、洗面・脱衣室の分離やファミクロ導線が大正解。

居場所づくり

畳スペースやウッドデッキで、家族の好みや過ごし方が広がりました。

家事楽

洗濯→乾かす→仕舞うが数歩で完結する動線でストレス激減。

「これからマイホームを建てる」という方は、ぜひ断熱・気密・動線・家事のしやすさなど、細かいところまで自分たちの生活スタイルに合わせて検討してみてください。悩んだ分だけ、完成した家には愛着と暮らしやすさが詰まるはずです。

【比較】ハウスメーカー・工務店選びのコツ

大手ハウスメーカー vs 地元工務店

大手ハウスメーカー

ブランド力・技術力に定評がある
・展示場が充実しており、間取りのイメージがつかみやすい

• ただし価格帯が高めであることが多い

地元工務店

• 地域密着でフットワークが軽い。
 細かい要望に対応してくれる
• 場合によってはコストダウンが期待できる

• 設計力や施工品質がピンキリなので、しっかりと評判や実績を確認する必要あり

資料請求を活用した比較方法

間取りや予算感を知るうえで、資料請求はとても有効です。それぞれのハウスメーカー・工務店のプラン例や施工事例が一覧できるため、イメージを膨らませることができます。

  • 複数社にまとめて資料請求し、間取りプランや提案内容を比べる
  • 気になる会社があれば、個別に展示場やモデルハウスを見学してみる
  • 「家づくりの流れ」や「ローン返済シミュレーション」をチェックし、現実的な予算計画を立てる

もしまだ「どのメーカーがいいか決めかねている…」という場合は、複数社の資料を取り寄せて、プランを見比べる段階から始めるのがおすすめです。

資料請求や無料相談を活用しよう

間取りに関する不安や疑問は、プロに相談するのがいちばん。ハウスメーカーや工務店では、無料でプラン提案や間取り相談を受け付けていることが多いです。なかには、複数のハウスメーカーに一括で相談できるサービスも存在します。

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気になるハウスメーカーや工務店のプラン例・施工事例をチェックしてみると、イメージが一気に具体的になります。

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自分のライフスタイルや家族構成に合った間取りを提案してもらいましょう。

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メリット

  • プロの視点で動線・採光・収納などを改善できる
  • 複数の間取りプランを比べることで、自分のイメージが明確になる
  • 施工事例や価格帯の違いが分かり、予算計画も立てやすい

一度相談してみると、漠然とした不安が具体的なプランに落とし込まれ、意外とスムーズに進むものです。

【まとめ】「失敗しない間取り」は情報収集と検討の積み重ね

注文住宅の間取り計画で大事なのは、「十分な情報収集」と「実際に住んだ後のイメージ」を具体的に掴むことです。

  • よくある間取りの失敗例を知る
  • 動線・収納・採光・将来性・予算の5つのチェックポイントを確認
  • ハウスメーカー・工務店を比較検討し、必要に応じて資料請求や無料相談を活用する

最終的には、「お金」「時間」「生活スタイル」の3つの観点から、間取りをじっくり考えることが失敗を防ぐコツです。家族構成の変化や老後の暮らし方にも目を向けて、後悔のない家づくりを目指しましょう。

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ぜひ行動を起こして、理想の住まいをカタチにしてください!

※本記事は筆者の体験談を交えていますが、建築時期や地域、メーカー・工務店によって費用・プラン内容は異なります。実際の数値や設備仕様については、必ず各社の担当者へご相談ください。誇張表現は避け、可能な範囲で正確な情報を伝えていますが、あくまで一例として参考にしていただければ幸いです。

この記事を書いた人

離婚の危機に瀕しながら、知識ゼロから注文住宅を建てた一般人。
ハウスメーカーとのやりとりで起きた後悔や失敗を実体験とともに発信し、
ブログを見てくれる方達が後悔の少ない家づくりになるような情報を提供します。

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