軒のない家は、現代の建築デザインにおいて非常に人気が高まっています。無駄のないシンプルな外観は、モダンな印象を与え、多くの人々を魅了します。しかし、そのスタイリッシュなデザインの裏には、注意すべきいくつかのポイントがあります。
この記事では、軒のない家の10年後について、詳しく解説していきます。
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軒のない家がもたらす影響とは?
雨風の影響を直接受ける
まず、軒がないことで家が雨風の影響を直接受けることが増えるという点は、誰しもが考慮すべき重要な要素です。
例えば、軒がないと、雨が直接外壁に当たるため、外壁材の劣化が早まる可能性があります。
日本は四季がはっきりしており、特に梅雨や台風シーズンには激しい風雨が頻繁に発生します。
そのため、外壁に使われる素材や塗装が劣化しやすくなり、頻繁なメンテナンスが必要になることがあります。
たとえば、最近の新築住宅の外壁の殆どが「窯業系サイディング」です。80%がセメントのためそれ自体に防水性能は無いですが、新築の場合塗装して防水性を持たせたものを施工するので、施工当初は防水性はあります。
しかしながら軒の無い住宅では、塗装の剥がれも早く、当然劣化スピードも軒のある住宅と比べてもはくなります。
放置しておけば水を吸ってしまう状態になってきます。サイディングのメンテナンスは一般に10年と言われていますが、雨掛り部や目地部分の劣化のスピードは早まります。
直射日光が直接当たる
さらに、軒がないことで直射日光が窓に直接当たりやすくなるという点も無視できません。
夏場は太陽光が強く、窓からの熱の侵入が増えることで、室内温度が高くなりやすくなります。その結果、エアコンの稼働が増え、冷房費用が増加する可能性があります。
一方、冬場には、逆に暖気が外に逃げやすくなり、暖房費用の増加を招く可能性があります。
このように、軒がないことが家のエネルギー効率に与える影響は無視できません。
軒のない家のデザイン的なメリットとその限界
軒のない家のメリット
軒のない家は、そのシンプルで洗練されたデザインが多くの人々に愛されています。無駄を省いた直線的なフォルムは、モダンでクリーンな印象を与え、都市部の狭小地にも適した設計として注目されています。
さらに、軒がないことで建物全体がすっきりとした印象を持ち、特に都市部では周囲の建物との調和を図りやすいという利点があります。
また、軒がない分、家の高さを抑えることができるため、法律で定められた高さ制限に対して有利です。この点は、特に都市部や建ぺい率・容積率が厳しく制限されている地域での建築において大きなメリットとなります。限られた敷地面積を最大限に活用するために、軒のない設計が選ばれることもあります。
デメリット
しかし、デザインのメリットだけに囚われると、機能面での問題に直面する可能性があります。
例えば、軒がないことで雨水が直接外壁に流れるため、雨樋の設置が必要不可欠です。雨樋の設置が不十分であれば、雨水が外壁に浸透し、カビや苔の発生を引き起こすリスクが高まります。
また、風雨から窓やドアを保護する軒がないことで、これらの部分が早期に劣化しやすくなり、結果的にメンテナンスコストが増加します。
10年後のメンテナンス費用に注意
軒のない家は、そのスタイリッシュな外観とは裏腹に、10年後に多額のメンテナンス費用がかかってきます。
外壁や窓枠の劣化が進行しやすいため、定期的なメンテナンスが必要になってきます。
特に、日本の湿度の高い環境下では、カビや苔が発生しやすく、これを防ぐための対策が不可欠です。
また、軒がないことで雨水が直接外壁に当たるため、塗装の劣化が通常よりも早く進むことが予想されます。
一般的には、10年に一度程度の塗り替えが推奨されますが、軒のない家の場合、この頻度が短くなることも。
それに加えて、塗装だけでなく、外壁材そのものの交換が必要になる場合もあり、これがメンテナンス費用の増加に繋がります。
さらに、窓やドアの劣化も早まります。軒がないことで、これらの開口部が直接雨風に晒されることが増えるため、シール材の劣化や、木製部分の腐食が進みやすくなります。これにより、窓やドアの交換や修理が必要になることがあり、結果的に追加の費用が発生することがあります。
こうした点を踏まえると、
軒のない家を建てる際には、将来的なメンテナンス費用をしっかりと計算に入れることが重要です。
初期費用だけでなく、長期的な視点でのコストも考慮することで、後悔のない家づくりを進めることができるでしょう。
軒のない家に対する後悔の声
実際に軒のない家に住んでいる方々の声を聞くと、デザイン面での満足度は高いものの、機能面での不満が少なくないということが分かります。
特に、雨の日には玄関先で傘を差さなければならなかったり、窓を開けることができなかったりといった不便さを感じることが多いようです。また、玄関や窓周りに雨水が溜まりやすく、それが原因で木材の腐食が進んでしまうケースもあります。
さらに、長期的に見て、メンテナンスの手間や費用が想像以上にかかることに対する後悔の声も多く聞かれます。
例えば、外壁の塗り替えや補修が頻繁に必要になり、その都度費用がかさんでしまうという点や、窓枠やドアの交換が必要になることが想定外であったといった意見が多いです。
また、軒がないことで夏場の室内温度が上昇しやすく、エアコンの稼働率が上がるという点も後悔の一因となっています。これにより、電気代が予想以上に増加し、家計に負担を感じる方もいます。
このように、デザイン重視で軒のない家を選んだ結果、生活の質が低下してしまったと感じる方も少なくありません。
各社のカタログで比較する
カタログは各社の外観や性能、メンテナンスをまとめて記載されていますが、皆さんあまりしっかりと見ることは少ないかもしれませんね。
カタログで比較すると、各社の違いがとても分かりやすく理解できます。
ただこの各社のカタログの中には、超重要な内容がサラッと書かれていたりしますので、しっかり確認して比較するのが、実はとても大切です。
(例えば、各社定期メンテナンスについて、積水ハウスなど数社は10年目、20年目のメンテナンスを無料点検-無料修理だが、他の会社は無料点検-有料修理になっている。これがどういうことかと言うと、定期メンテナンス時の点検はどこのメーカーも無料で実施してもらえるが、そこで出た修繕しなければならない箇所の補修費用が実費になるか否かということ。数百万の差は出てきます。これは単なる一例でまだまだ沢山あります。)
定期メンテナンスの有料修理の話とか、メーカー側は話してくれませんからね。。。
ですので自分たちでしっかりとカタログを見比べることが、実はとても重要なのです。
今では簡単に各社のカタログを無料で請求できるサイトもあります。
とはいえ、どのサイトから請求すればいいか分かりにくいと思いますので、比較表を作成しました。
タウンライフ | ライフルホームズ | SUUMO | |
---|---|---|---|
提携社数 | 1000以上 | 600弱 | 500弱 |
カタログ請求 | 対応 | 対応 | 対応 |
間取り提案 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
見積り作成 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
土地提案 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
価格 | 無料 | 無料 | 無料 |
手軽さ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
個人的にはタウンライフがサービスも多くて、手軽に請求できます。
実際に我が家で利用した感想を下記のブログでまとめていますので、気になる方は見てみて下さい。
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まとめ: 軒のない家を選ぶ前に考えるべきポイント
軒のない家は、デザイン性が高く現代的な選択肢として多くの方に支持されていますが、10年後を見据えた慎重な検討が必要です。以下のポイントを考慮することをお勧めします。
- 外壁や窓枠の劣化を防ぐためのメンテナンス計画を立てる
- 雨水の影響を最小限に抑えるための外装材の選定を行う
- 直射日光や風雨から家を守るための工夫を施す
- 将来的なメンテナンス費用を計算に入れて、長期的なコストを把握する
- デザインと機能のバランスを見極め、専門家と十分に相談する
これらを考慮しつつ、デザインと機能のバランスをしっかりと見極めることが重要です。家づくりは一生に一度の大きな決断ですので、将来後悔しないためにも、専門家と相談しながら計画を進めていくことをお勧めします
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