新築の家を購入すると、インテリアやレイアウトにこだわりたくなりますよね。その一つとして、テレビを壁掛けにすることを検討している方も多いのではないでしょうか。
壁掛けテレビには、スッキリとした見た目やスペースを有効活用できるといったメリットがあります。
例えば、小さな子どもがいる家庭では、テレビスタンドに置くよりも壁に掛けた方が安全です。テレビを倒す心配がないですし、子どもやペットが触ってテレビが壊れるリスクも軽減されます。
また、インテリアをシンプルにしたい方にとっては、スタンドを使わないことでリビングの床面積を広く使えるというメリットがあります。
さらに、テレビを壁に掛けることで近代的で洗練された印象を演出することができます。特に、新築の家では、こうしたデザイン性の高いレイアウトが注目されているのも事実です。
しかし、壁掛けテレビにはデメリットも存在します。
この記事では、壁掛けテレビを「やめとけ」と感じる瞬間について詳しく解説していきます。設置後に後悔しないためにも、事前にしっかり検討しましょう。
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壁掛けテレビのデメリット
壁に穴を開ける必要がある
壁掛けテレビを設置する際に避けて通れないのが、壁に穴を開ける作業です。
テレビをしっかり固定するためには、強度のある壁に専用の取り付け金具を設置しなければなりません。
これが新築の家である場合、せっかくの綺麗な壁に穴を開けることに抵抗を感じる方も多いはずです。
一度穴を開けてしまうと、位置を変更したくなった場合でも簡単に修正できませんし、穴の跡が残る可能性があります。
また、賃貸物件に住んでいる方は、壁に穴を開けることが禁止されている場合もあるため、壁掛けテレビがそもそも選択肢に入らないこともあります。
さらに、壁の材質によっては設置が難しいこともあります。
たとえば、コンクリートや石膏ボードの壁には、専用の工具やアンカーが必要となり、場合によってはプロに依頼しなければならないこともあります。
壁に穴を開ける際の注意点
- 壁に穴を開けた後の修復が難しい
- 壁の材質によっては特殊な工具が必要
- 賃貸物件では原状回復の問題が発生する
テレビの位置調整が難しい
壁掛けテレビを一度設置してしまうと、テレビの位置を後から調整するのが難しいという問題があります。
特に、設置後に「やっぱりもう少し高い位置にしたかった」「角度を変えたい」と感じても、簡単には変更できません。
壁に穴を開けて取り付けた場合、位置の再調整には再度壁に穴を開ける必要があります。
また、家族の身長や視聴位置によって、テレビの最適な高さは異なります。
家族全員が快適に見られる高さに調整するには、慎重に計画を立てる必要があります。
テレビの角度も固定されることが多く、視聴位置を変えた時に映像が見づらくなる可能性があります。
テレビの位置や角度が固定されていると、部屋のレイアウトにも制約が生じます。
ソファの位置を変えたくても、テレビの位置が動かせないため、インテリアの自由度が下がるかもしれません。
位置調整の難しさ
- 高さや角度の変更が難しい
- 家族全員に合う設置位置を見つけるのが難しい
- 部屋のレイアウトに制約が生じる
配線処理が意外に大変
壁掛けテレビの設置では、配線の処理が意外な落とし穴となります。
テレビ自体は壁に掛けてスッキリしていても、電源ケーブルやHDMIケーブルなどの配線が露出していると、部屋全体の見た目が台無しになってしまうことがあります。
特に、壁掛けの設置場所が高い位置にあると、配線が垂れ下がってしまい、非常に目立ちます。
最近では、壁内配線という選択肢もありますが、これには追加の工事が必要です。
壁内にケーブルを通すためには、壁を一部取り外して専用の配管を設置する必要があり、費用がかかるだけでなく、作業にも時間がかかります。
また、将来的に新しいケーブルを追加したり、故障したケーブルを交換する場合には、再度壁を開けなければならないという不便さもあります。
さらに、ワイヤレス機器の使用を検討する人もいますが、すべての機器がワイヤレス対応しているわけではなく、限界があるため、完全に配線を避けることは難しいです。
配線処理の課題
- 壁内配線には追加の工事が必要
- 露出した配線が部屋の見栄えを損なう
- ケーブルのメンテナンスや交換が困難
メンテナンスや修理が面倒
壁掛けテレビの設置後に、メンテナンスや修理が必要になることを忘れてはいけません。
例えば、テレビ背面のポートに新しい機器を接続する場合や、古くなったケーブルを交換する際、壁掛けにした状態では非常にアクセスが悪いです。
背面の接続ポートに手を伸ばすためには、テレビを取り外さなければならないこともあり、大掛かりな作業になります。
特に、大きなサイズのテレビを壁掛けにしている場合、一人でテレビを外すのは非常に難しいです。
また、メンテナンスや修理の際に壁に傷をつけてしまうリスクもあります。
さらに、テレビ本体が故障した場合にも、壁にしっかり固定されているため、修理に出す際に一度取り外す必要があり、その手間も考慮しなければなりません。
簡単に外して再設置できるものではないため、故障時にはプロの手を借りなければならないこともあります。
メンテナンスや修理時の問題点
- テレビを取り外す必要がある
- 背面へのアクセスが不便
- 重いテレビは一人で扱うのが難しい
引越し時の問題
引越しをする際にも、壁掛けテレビには大きなデメリットがあります。壁に開けた穴を修復する必要があるからです。
新築で壁に穴を開けた場合、その場所を引越しの際に元に戻さなければならず、これは意外と大変な作業です。
引越しの際には、壁に残った穴や取り付け金具の跡を修復しなければならず、修復費用がかさむこともあります。
特に、新築の家では壁の美観を保ちたいと考える方が多いでしょうから、引越し後の修復作業は避けたいところです。
さらに、引越し先でも壁掛けテレビを設置する場合、再度壁に穴を開ける必要があります。これは、頻繁に引越しをする人にとっては大きな負担となります。
また、賃貸物件に引越す場合は、壁掛けテレビが設置できない可能性もあり、せっかく購入した壁掛け金具や工事の費用が無駄になるかもしれません。
引越し時の問題点
- 壁に残った穴や跡の修復が必要
- 引越し先でも新たに穴を開ける必要がある
- 賃貸物件では壁掛けができない場合もある
壁掛けテレビが向いているケース
ここまで、壁掛けテレビのデメリットを詳しく説明してきましたが、それでも壁掛けテレビが向いている場合も存在します。
例えば、次のような状況では、壁掛けテレビが有効な選択肢となるかもしれません。
リビングスペースが限られている場合
リビングのスペースが限られている家庭では、テレビスタンドを置くスペースを確保するのが難しい場合があります。
特に、コンパクトな間取りの家やマンションなどでは、床面積を少しでも有効活用するために壁掛けテレビが役立ちます。
テレビスタンドを使わないことで、部屋が広く感じられ、他の家具の配置にも自由度が増すでしょう。
小さな子どもやペットがいる家庭
小さな子どもやペットがいる家庭では、テレビスタンドに置いたテレビが倒れるリスクを減らすために壁掛けを選ぶことが考えられます。
特に、大型のテレビは重いため、倒れた場合に大きな事故を引き起こす可能性があります。
壁にしっかり固定することで、こうしたリスクを最小限に抑えることができます。
デザイン性を重視する場合
インテリアにこだわる人にとって、壁掛けテレビは非常にスタイリッシュな選択肢です。
壁に直接取り付けられたテレビは、洗練されたモダンな空間を演出します。
また、ケーブル類を壁内に隠すことで、さらにすっきりとした見た目を実現できます。
デザイン性を最優先に考える場合、多少のデメリットがあっても壁掛けを選ぶ価値があるかもしれません。
壁掛けテレビが向いているケースまとめ
- スペースの有効活用が必要な場合
- 安全性を重視する家庭
- デザインやインテリアにこだわる場合
壁掛けをやめるべき理由まとめ
テレビの壁掛け設置は、見た目がすっきりすることや、スペースを有効に活用できるといったメリットがあります。
しかし、それと同時に、設置時やその後のメンテナンスにおけるデメリットも少なくありません。
特に、新築の家においては、壁に穴を開けることに抵抗がある人が多いでしょう。
また、設置後の位置調整や配線処理の手間も、壁掛けテレビを検討する上で考慮すべき重要なポイントです。
さらに、引越しの際には、壁に残った穴の修復や、引越し先での再設置の問題が発生する可能性があります。
これらの点を考えると、壁掛けテレビを導入する前に、自分のライフスタイルや住環境に本当に適しているかどうか、しっかりと検討することが重要です。
「やめとけ」と感じる瞬間は、設置の煩わしさや後々のメンテナンス、引越し時の問題など、さまざまな場面で訪れるかもしれません。
もし、これらのデメリットが気になる場合は、無理に壁掛けにこだわらず、テレビスタンドを使用するなど、他の選択肢を考えるのも一つの手です。
新築の大切な家を長く快適に保つためにも、テレビ設置の方法は慎重に選びましょう。
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